健康について

健康でいるために

 夫婦にとって、健康であることは何よりも大切なことのひとつです。結婚契約書に、お互いの健康に気をつける項目も入れておきましょう。項目を入れておくだけで、お互いの体調について、気遣い合えるきっかけになるでしょう。

 文 例

「夫と妻は、共に健康に十分留意し、健康を維持するために努力します。」
「夫は大好物のお酒を、自身のため、家族のために、週2回までとします。」
「妻は、家族の健康を第一に考えた食事を作るよう努力します。」
「夫婦はそれぞれに健康維持を心がけます。」
「週1回以上、運動をし、お互いに健康維持活動を尊重、協力します。」


身だしなみ

 妻から夫への要望として多いのが、「身だしなみ」についてです。「髪の毛を洗わない」「お風呂に入らない」など、お互いに清潔にいることを心掛ける項目を作ってもよいでしょう。

 文 例

「夫と妻は、清潔を心掛けます。」
「夫は毎日入浴し、月1度の散髪をします。」
「毎日、体重を計測し、お互いに報告します。」
「夫は○○㎏以上にならないよう、心掛けます。」
「服装については、妻の意向に従います。」
「夫と妻は、外出しない日も、綺麗な身だしなみを心掛けます。」


病気・看病・介護

 お互いに健康維持に努めていても、いつ病気や事故にあうかはわかりません。万が一のときのことも、ふたりで話し合っておきましょう。病気によっては躊躇するところですが、本人に告知をするかなども、お互いの意思確認をしておきましょう。
 また、高齢者介護だけでなく、若年性の病気や事故などで、介護が必要になる場面があります。念のために、お互いの介護について書いておくのもいいでしょう。

 文 例

「夫と妻はいずれかが病気になった場合、病気について告知します。」
「いずれかが病気になった場合、共に病気に立ち向かいます。」
「夫婦は、お互いの病気の療養に、最大限の努力をします。」
「妻の持病である~につき、妻は、治療,服薬,病気克服に努めます。」
「入院治療が必要な場合は、治療に協力し、真摯に看病をします。」
「病気以外の体調不良につき、お互い仕事や家事をサポートします。」
「体調回復を最優先し、安静な時間を提供するよう努めます。」
「夫と妻は、介護が必要になったときは、お互いを介護します。」


事故・災害

 突然の事故や災害に遭遇した場合の対処法についても、ふたりで話し合っておきましょう。災害の場合、連絡方法や避難場所などを、あらかじめきめておくことが大切です。

 文 例

「夫と妻は、事故や災害の際、お互いやその家族のために最大限努力します。」
「連絡方法や避難場所について、決めておきます。」
「夫婦において、第一優先することを話し合っておきます。」
「年に1度、○月○日に、防災グッズなどの点検・準備をします。」